―― 第二の習慣を設計として考える
「終わりを思い描くことから始める」。
第二の習慣は、目的を持つことだと説明されます。
しかし本質は、単に目標を掲げることではありません。
人は何かを中心にして生きています。
お金、評価、仕事、家族、成功。
けれど、それらは状況によって揺らぎます。
成果が出なければ自信を失い、
評価が下がれば迷いが生まれる。
だからこそ提案されるのが、原則中心の生き方です。
誠実さ、公正、尊重、責任、成長。
環境が変わっても手放さない価値を、自分の中心に据える。
これが第二の習慣の核です。
ミッションステートメントの考え方
原典では、ミッションを書くために
役割、目標、中心、貢献など多くの観点が示されています。
しかし、いざ書こうとすると
どこから考えればよいのか迷うことがあります。
そこで、順番を整えます。
① 原則を言語化する
まず、自分の中心に置きたい原則を挙げます。
三つまでで十分です。
どんな状況でも守りたい価値は何か。
それを書き出します。
② 役割を明確にする
次に、自分が担っている立場を書き出します。
三〜五個ほどで十分です。
親として。
仕事人として。
学ぶ者として。
友人として。
それぞれの立場で、
「どんな人として在りたいか」
を一文で書きます。
原則を書くだけでは、まだ抽象です。
どの立場でそれを体現するのかまで言葉にして、はじめて輪郭が生まれます。
ここまで整えば、第二の習慣はひとまず完結します。
③ 一文にまとめる
最後に、原則と役割をつなげてみます。
「私は__という原則を軸に、
__として在り続ける。」
整った文章でなくて構いません。
大切なのは、
それが自分の判断基準になることです。
第二の習慣は、行動を増やす習慣ではありません。
まず、自分の中心を選ぶ習慣です。
原則と役割が定まってはじめて、
優先順位を考える準備が整います。
次に問われるのは、
それを時間の中でどう扱うかです。
